![]() |
講師: 亀山 隆彦 特定准教授(京都大学 人と社会の未来研究院 上廣倫理財団寄附研究部門) 解説: マイケル・ラディッチ 教授(ハイデルベルク大学 トランスカルチュラル・スタディーズ・センター ) 日時:2025年2月26日(水) 18:15〜20:00(受付18:00〜) 会場: ハイデルベルク大学 Karl-Jaspers-Centre Room 212 申込:info_eu(at)oc.kyoto-u.ac.jp 言語: 英語 |
要旨
本レクチャーでは、東アジア思想の知られざる展開の解明を目指して、日本仏教の思想・文化の分析を進めます。具体的には、古代から中世期の天台僧や真言密教僧が展開した身体観の考察を試みます。
講師は、「前近代日本の仏教僧は、解剖学の知識に似た組織を持ちながら、『マンダラ』的拡がりも具えた独自の身体観を主張してきた」、ということをこれまでの複数の研究で指摘しています。このような身体観を指して、ひとまず「身の曼荼羅」と総称します。そしてレクチャーではまず、各種歴史資料の検討に基づいて、この「身の曼荼羅」の全容解明を試みます。
続いて、「身の曼荼羅」に関する一連の議論を参照し、新たな視点から東アジア的智慧の特質を検討します。具体的な論点として、しばしばアジア哲学の特徴として強調される根源の観念、あるいは、一元論的思考の妥当性を再考するつもりです。
開催報告
プログラム
18:15 | 開会挨拶 |
18:20
|
レクチャー 亀山 隆彦 特定准教授(京都大学 人と社会の未来研究院) 「日本仏教における『身の曼荼羅』:新たな視点から考える東アジア哲学の特質」 |
19:10
|
解説 マイケル・ラディッチ 教授(ハイデルベルク大学トランスカルチュラル・スタディーズ・センター ) |
19:30 | 質疑応答、ディスカッション |
20:00 | 閉会 |
参加登録
2025年2月25日(火)までに氏名、所属機関を記載の上、以下のメールアドレス宛ご連絡ください。当日参加も歓迎します。
京都大学欧州拠点(KUEC)
メール: info_eu(at)oc.kyoto-u.ac.jp
電話: +49(0)6221.54-30034
※日独ジョイントレクチャーは、京都大学欧州拠点とハイデルベルク大学オフィス京都の両拠点が、京都大学とハイデルベルク大学の学術交流の深化発展を目指し、不定期に開催しています。