 |
講師:
Andreas Eichleter 博士研究員(ハイデルベルク大学日本学科)
解説:
田中 智子 教授(京都大学教育学研究科)
日時: 2024年9月30日 (月) 18:30〜20:00(受付18:15〜)
(引き続きハイデルベルク大学京都オフィスで懇親会を予定しています。)
会場:京都大学吉田国際交流会館1階南講義室2 (吉田南構内)| オンライン
*地図: 以下、構内マップの94番
申込:info(at)huok.uni-heidelberg.de (9月26日(木)締切)
言語: 英語・日本語
|
|
|
要旨
明治維新は日本の社会制度を劇的に変化させるものであった。新政府は当時欧米列強が優勢であった国際社会において対等な一員として認められ不平等条約を撤廃するため、日本の近代化に向けて数々の改革を試みた。その一環として、政府が多くの外国人専門家、いわゆる「お雇い外国人」を雇用し、近代技術、手法、知識を日本に導入した。1870年代に日本で雇われた外国人のなかで最も著名な一人がアメリカ人教育者ウィリアム・グリフィスである。1870年から1874年の間、日本で職務に就いたグリフィスは西洋知識の日本伝達に寄与するだけでなく、西洋にも日本に関する知識を広めた。今回の講演では、横浜で発行される英字新聞ジャパン・ウィークリー・メイルに1873年末から1874年初頭にかけて掲載された、「日本の教育」に関するグリフィスの一連の記事に注目したい。グリフィスは教育改革や日本の進歩全般をどのように描いたのか検証し、知識の媒介者として西洋の専門家や新聞が果たした役割、グリフィスの各種寄稿等が1870年代の西洋における「新生日本」像の形成に貢献した様子を考察する。
参加登録
9日26日(木)までに氏名、所属機関を記載の上、以下のメールアドレス宛ご連絡ください。
ハイデルベルク大学京都オフィス(HUOK)
メール: info(at)huok.uni-heidelberg.de
電話: 075-753-5413
※日独ジョイントレクチャーは、相互にオフィスを持つハイデルベルク大学と京都大学が、両大学の学術交流の深化と発展を目指し、不定期に開催しています。