活動紹介・若手研究者レポート
【イベント】若手研究者の成長と共に、新境地を拓くための産学連携セミナー
「地域に共鳴する建築をめざして『地域の本質に耳を澄ます』」
日時:2024年11月14日(木)16:00~17:30
場所:大阪科学技術センタービル6階605会議室

 

若手研究者の成長と共に、新境地を拓くための産学連携セミナー

「地域に共鳴する建築をめざして『地域の本質』に耳を澄ます」<京都大学×大成建設㈱>

主 催 :  大阪国際サイエンスクラブ

日 時 : 2024年11月14日(木)16:00~17:30(講演会終了後、情報交換会開催) 

場 所 : 大阪科学技術センタービル6階605会議室

参加費 : 無料(ただし要申込)

 

若手研究者の成長と共に、新境地を拓くための産学連携セミナー
「地域に共鳴する建築をめざして『地域の本質』に耳を澄ます」<京都大学×大成建設㈱>

 

ある地域に建築物をつくる際、その建築物が地域に与える影響は決して小さくありません。外側から地域の環境や歴史を正当に評価し、住民のコンセンサスを得つつ、地域の本質を見出し継承することで初めて、地域に溶け込んだ、長く普遍的に残る建築をつくることが可能になると考えます。では一方で、抽象的な「地域の本質」はいかにして見出し得るのでしょうか。
今回ご講演頂く成原さんは、地域の本質を見出し提示するアプローチとして、ロードムービー(旅映画)の第一人者である映像作家ヴィム・ヴェンダースの実在の地域における制作手法を、一般に理解可能な形に再構築してきました。現在は作家の出身地である旧炭鉱地ドイツ/ルール地方で、広域分布する産業遺産間の連携を題材として、断片的に理解されることの多い各々の空間に、再び連続性を取り戻すための「場所の物語」の可能性について研究しておられます。
一方実業界からは、大成建設さまより、設計本部先端デザイン室の古市理さまと、伝統・保存設計室の杉江夏呼さまをお迎えし、メタバースを用いた石見銀山のアーカイブプロジェクトや、重要伝統的建造物群保存地区の修景の事例を通じて、地域の本質を探り発見する際の具体的な切り口を提示して頂きます。
今回のセミナーでは、学術分野の研究に加え、実業界の実践的事例をご紹介頂きながらこのテーマを掘り下げ、学術研究を実践的な視点から再解釈する相互発展的な議論の場としてまいります。また、建築関係以外の方にも、「本質を見出す」ことへの気づきの場になることを期待しています。皆様の多数のご参加をお待ちしています。

日時

2024 年 11月 14 日(木)16:00~17:30
 講演会終了後、情報交換会開催

場所

大阪科学技術センタービル6階605会議室

講師

成原 隆訓 様(京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻博士後期課程)

古市 理 様(大成建設㈱ 設計本部 先端デザイン室)

杉江 夏呼 様(大成建設㈱ 設計本部 伝統・保存設計室)

テーマ

「地域に共鳴する建築をめざして『地域の本質』に耳を澄ます」

詳細・申込方法

ご案内

申込方法:上記リンク先(ご案内)の申込書欄に必要事項をご記入の上、e-mail または FAX でお申し込み下さい。

講師の紹介

成原 隆訓

芸術家、特に映像作家による風景の制作を研究し、場所への態度の会得と実践を試みる。
京都大学工学部建築学科を卒業し、一級建築士事務所 河井事務所に勤務後、修士課程に進む。アーヘン工科大学客員研究員(2022)。
現在、京都大学工学研究科博士後期課程。京都精華大学人間環境デザインプログラム非常勤講師、宝塚市立看護専門学校非常勤講師。