活動紹介・若手研究者レポート
都市におけるカーボンニュートラルに向けた多様な交通手段選択の予測
中尾 聡史
工学研究科 都市社会工学専攻 助教
受給年度:2023年度
ドイツ側パートナー情報:
ベルリン工科大学陸海運システム研究所
Prof. Dr.-Ing. Thomas Richter

日本側パートナー:

  • 京都大学 工学研究科 都市社会工学専攻  中尾 聡史 助教

訪問期間: 

  • 2023年 9月26日~ 10月 5日

訪問目的:

  • ドイツにおけるエネルギーと新交通の関係にいての調査

ドイツ側訪問先:

  • 常務理事 フランジスカ・カイザー(ベルリン工科大学リサーチキャンパスM2G)
  

プログラムへの応募動機

都市における多様な電動モビリティ

私の専門はモビリティ・マネジメントですが、ここ最近は高齢者の運転免許返納についての研究を行っています。高齢者がスムーズに運転免許を返納するには、自動車以外の多様な移動手段を利用できることがとても重要です。ドイツでは、カーゴバイクなどの多様な電動モビリティのシェアリングサービスやモビリティハブの考えが普及していることから、こうした新たなモビリティについての理解を深めるため、本プログラムに申請しました。

 

交流の成果

自家用車から電動モビリティへのモーダルシフトの可能性を議論

ベルリン工科大学リサーチキャンパスM2Gを訪問し、ベルリンにおける電動モビリティの活用について、交通の観点からだけでなく、エネルギーの観点からも学ぶことができました。また、電動モビリティの走行を実際に観察したり、研究者と議論することで、ドイツと日本における道路構造の違いについて学ぶとてもよい機会となりました。

 

プロジェクトの今後の展望

本プロジェクトを通じて知り合うことができたドイツ側の研究者とは、本プロジェクトの終了後も、一緒に研究を続けています。また、本プロジェクトを通じて、電動モビリティが担うペースメーカー車としての役割についての新たな研究のアイデアが生まれたが、これについては、別の研究費を申請しており、再度ドイツを訪問することを予定しています。

 

ドイツ側ECRの活動

ヨナス・ファブリッシュ (ベルリン工科大学 博士課程学生)

訪問期間: 

  • 2023年 5月 8日~ 6月30日

訪問目的:

  • 日本におけるモビリティハブの可能性についての研究と新たな研究ネットワークの開拓

日本側訪問先:

  • シュマッカー・ヤンディャク 准教授(京都大学 工学研究科 社会工学専攻)

サラ・ハンペル (ベルリン工科大学 博士課程学生)

訪問期間: 

  • 2023年 8月26日~ 10月 6日

訪問目的:

  • 日本におけるモビリティハブの可能性についての研究と新たな研究ネットワークの開拓

日本側訪問先:

  • シュマッカー・ヤンディャク 准教授(京都大学 工学研究科 社会工学専攻)